
| ■ DCギアドモータ取扱上の注意 |
| 【使用・保存の環境について】 当社製品をご使用になる場合は、温度・湿度などに御注意ください。弊社許容範囲としては下表となります。 弊社許容範囲外で保管・使用されますと、腐食などの発生や製品特性を損なうことがあります。 また、仕様書・カタログに記載しております電気特性数値は常温時となっておりますので、使用・保管の環境には十分御注意 ください。
【取り付けの注意】 DCギアドモータの取り付けにつきましては、弊社カタログ・承認図などに記載された範囲の長さのネジをご使用下さい。 記載された範囲以上の長さのネジをご使用されますと、ギアヘッド内部の部品と接触しトラブルの原因となります。 また、ネジの締付けトルクですが、弊社推奨参考値としては下表の通りとなります。
【取り付け方向(姿勢)の注意】 DCギアドモータの出力軸を上向きに取り付けますと、ギアに塗布しておりますギアグリースが時間の経過と共に少しずつモー タ内部に進入します。 このグリースが、ブラシと製流子の接点に達するとブラシの磨耗が激しくなり、そのグリースを含んだ摩耗分が整流子溝部に入 りショートする場合があります。 このようなトラブルを防ぐために、弊社では防油対策を準備しております。 DCギアドモータの出力軸を上向きに取り付ける際には、必ず営業部までご連絡下さい。 標準品の場合は、防油対策なしになりますので御注意ください。 【過負荷およびロック(モータ)についての説明と対策】 モータを過負荷状態およびロックさせたまま通電し続けますと、モータ巻線から発生するエネルギーにより発熱が起こり、やが てモータ性能の劣化やモータ巻線の絶縁皮膜が融けて発煙、焼損(レアショート)します。(定格の範囲内であればモータ温度 は飽和しますので、発煙、焼損はあり得ません。) このような現象は、モータの種類や環境等により差が生じますので、御注意下さい。 なお、代表例としまして、レアショートまでの時間を下記の通り表します。 また、このような現象を保護する対策方法としては、過電流を検知してタイムラグヒューズ等で遮断するか、復帰性のある電流 保護素子(ポジスタやポリスイッチ)を使用するか、または機械・電気的にモータの過負荷状態およびロックを検知してモータ駆 動回路をOFFさせるなどがあります。 詳細内容につきましては、営業部までご相談下さい。
【ギアロックについての説明と対策】 ギアヘッドの出力側には、運転中のロックや衝撃荷重などを加えないでください。 ギアの歯折れなどトラブルの原因となります。 対策としては、ギアの強度アップなどが必要になりますので、その際は営業部までご相談下さい。 【連続運転使用の注意】 断続運転用ギアヘッド構造での連続運転使用は、ギア内径と軸との摺動面が摩擦により発熱を起こし、焼き付きを起こす場合 があります。 連続運転で使用される場合は、連続運転用のギアをお奨め致します。 【低速運転使用の注意】 DCブラシモータの場合、多くはカーボンブラシを使用しておりますが、低速運転(モータ単体にて2500rpm以下を目安に)で ご使用されますとブラシ摩耗分が整流子溝部に蓄積してショート状態になることがあります。 この現象により、モータの発煙や焼損(レアショート)、モータドライバーの焼損などのトラブルが考えられますので、十分にご 注意下さい。 【瞬時反転の注意】 DCギアドモータの運転中もしくは電源OFF後に惰性でモータが回転している時瞬時反転しますと、発電作用(逆起電圧)が起 こり、起動電流+発電作用の多大な電流が流れます。 モータ駆動回路やモータ発煙・焼損などのトラブルが考えられますので、原則としてモータを停止させてから反転してください。 瞬時反転でのご使用時は、十分ご確認の上ご使用下さいますようお願い致します。 【PWM(パルス)制御駆動の注意】 PWM制御を行うことで、一定電圧に保ったまま速度変化させることが可能となりますが、基本的に寿命が短くなる方向になり ます。 またモータ単体での回転数が2500rpm以下(目安)でご使用される場合は、目詰まりの原因にもなります。 また、周波数帯域につきまして、一般的には10〜20kHzを推奨値としておりますが、各モータとモータ駆動回路の相性やモー タに内蔵されておりますノイズ素子(バリスタ・電解コンデンサ)などにより共振による異音や発熱・モータが回転しないなどのト ラブルが発生することもありますので、実機で最適な周波数帯域をご確認の上ご使用下さい。 【オーバーランについて】 オーバーランとは、モータの電源をOFFしても惰性で回転することを表します。 また、オーバーラン量を少なくする方法として、ショート(短絡)ブレーキがあります。 各モータ単体のオーバーラン量は、代表値として下記の通り表しますので参考にしてください。 但し、環境条件や各モータなどによってオーバーラン量は変化致しますので御注意ください。 また、出力軸を外部から強制的に拘束(ロック)をしたり、瞬時反転などでオーバーラン量を低減させますと、故障の原因になり ます。 このような使い方をする場合は、営業部までお問い合わせください。
【電気・輻射ノイズ対策】 弊社DCブラシモータには、ノイズ対策としてバリスタや電解コンデンサが内蔵されておりますが、ブラシとコミュテーター間か ら発生します電気ノイズを全て除去することはできません。 周辺回路などに影響を及ぼすようでしたら、ノイズ対策を行ってください。 なお、弊社で対応しておりますノイズ対策としましては、セラミックコンデンサ、コイル、フェライトコアをモータ端子間またはリ ード線上に取付けますので、その際は営業部までお問い合わせ下さい。 セラミックコンデンサ・コイルをモータの外付けにする方法 ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() モータに内蔵されているノイズ対策の結線図 輻射ノイズ対策 ![]() 【納入後の追加工について】 弊社製品納入後に追加工を行いますと、保証外となりますのでご了承ください。 なお、追加工される場合は、加工時の荷重・振動・衝撃などにより、ネジゆるみ・ギアの噛み合いズレ・製品内部の破損など が発生し、製品の性能を損なう恐れがありますので、十分に御注意ください。 【歯車・プーリーなどの取付けについて】 DCギアドモータの出力軸に歯車やプーリーなどを取付ける際は、次の内容に十分御注意ください。 圧入での取付けの場合は、出力軸のスラスト方向に許容以上の荷重をかけないでください。 接着剤での取付けの場合は、接着剤が軸受けとシャフトの摺動面などに付着しないようにしてください。 また、揮発性接着剤などを使用しますと、有毒なガスが発生することもありますので、十分御注意ください。 【スラスト・ラジアル荷重について】 DCギアドモータ出力軸からの伝達機構として歯車やプーリーなどを使用する場合、許容以上のスラスト・ラジアル荷重が加 わらないよう十分に御注意ください。
【半田付けについて】 DCギアドモータの入力端子にリード線やセラミックコンデンサなどを半田付けする際に、次の内容に注意してください。 一般的に半田ゴテは出力40W品を使用し、コテ先温度320±20℃(温度コントローラにて管理)にて、コテあて作業の時間 を2〜3秒間行ってください。 コテ先温度が高すぎたりコテあて作業時間が長すぎますとモータの部品が溶解したり内部部品に支障をきたすことがありま す。 【衝撃・落下による注意】 DCギアドモータを落下させたり、外部から衝撃を加えますと、部品の破損・歯車(ギア)の噛み合いズレなどを引き起こし不 具合の原因になります。 また、入力端子に衝撃が加わりますと、モータ端子とモータ内部との接続部にストレスが生じ、導通不良などの不具合となり ますので十分御注意ください。 【出力軸側からの回転について】 DCギアドモータは、モータ側から回転させて使用する製品ですので、出力軸側からは回転させないでください。 ギア破損の原因となりますので御注意ください。 【DCギアドモータの寿命について】 DCギアドモータには、ギア寿命とモータ寿命がありますが、ブラシモータのため一般的にはギアよりもモータの方が先に寿 命となります。 多くはモータブラシが無くなっての寿命ですが、モータの種類、ご使用のDuty、瞬時反転、ショートブレーキの使用、制御方 法、負荷状況などにより寿命時間はかなり変化しますし、また別の要因で寿命となるケースもあります。 ギアにつきましては、一般的に軸受けの摩耗による寿命となります。 しかし、断続運転用のギアで連続運転を行いますと軸柱とギア内径の焼き付きにより異音などの不具合が生じます。 また、ロックや出力軸からの回転などによりギアが破損する場合もあります。 ギア、モータ共に実機で十分にご確認の上、ご使用下さいますようお願い致します。 ご不明な点は、営業部までお問い合わせください。 |
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■カタログ品は、1台から販売致しております。 カタログ以外のカスタム製品(出力軸加工も含む)も試作は1台から承っております。詳細は、当社営業部まで 当社営業部へのお問い合せは、こちらをクリック |